2013年1月22日火曜日

121224_那須岳

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嫁とスノーシューハイキングに行ってきました。
場所は栃木と福島にまたがる那須岳。

交通の便がよくバラエティに富んだ景観が楽しめるのでお気に入りの山なのですが、雪のある時期に訪れるのは初めてのこと。
電車、バスの時刻(*1)を調べてみたところ、早朝に登山口へ着くのは難しそうです。

さいわいなことに登山口付近に日本秘湯を守る会の会員宿『大丸温泉旅館』があったので前泊することにしました。

予定したルートはこんな感じ。
写真
数日前に那須岳を訪れた人のGPXファイルをヤマレコからダウンロード。FieldAccessにインポートして持っていくことに。これでルートロストの心配が軽減されます。

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朝食の時間を早めにしていただき、チェックアウトを済ませ雪がちらつくなか08:00に出発。

登山口でスノーシューを装着して雪中ハイキングスタート。のっけからヒールリフター大活躍です。
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気温は-10℃近辺を行ったり来たり。今回のウェアリング(*2)はいつもとほぼ変わりませんが、手周りだけ変更しました。結果はイマイチ。詳しくは後述します。

何人か先行者がいたようで踏み跡がそれなりにありましたが、森林限界を越えると風が猛然と強さを増し歩いた跡も数分後には雪に覆われます。場所によってはアイスバーンも。

数十メートルの間にコロコロとトレイルの様相が変わる箇所もありましたがLightning™ Ascent履いていたおかげか気にせずガシガシ進めました。
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ときおり晴れ間も見えましたが、ほとんど雲の中。
風も強く、一息入れたい頃合い。歩き出して2時間程で峰の茶屋跡避難小屋に到着です。
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中に入ってお茶休憩。
おやつを食べながら茶臼岳登頂について嫁と協議した結果「行かない」という方針に。
今回は疲れるからという理由ではなく、風があまりにも強いしガスってて何も見えなそうだからです。
けっしてダルいからではありませんよ。

ネックゲイターはいつもの通り口元が凍って変な形になってます。
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スマートウールのネックゲイターを着用していったのですが、次回は呼吸もしやすく保水しなそうな薄手のネックゲイターで行こうと思います。けど、ちょっと寒いのかな。。。

休憩を終え小屋からでてスノーシューを履こうとしたところ、嫁が強風を受け転倒。背中と足を岩に強打してしまいました。(下山後、医者に看てもらうと第四腰椎を損傷。湿布を張りコルセットをして数日間痛がっていました。ちなみに今は「9割治った」と言っています。)

すぐに動けるようになったので、この日は下山できましたが転倒したのが小屋脇の広い場所ではなくトラバース中だったりしたら、、、
考えただけでも恐ろしいです。
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下りでもスノーシューが活躍。フワフワパウダー、ガリガリアイスバーンも気兼ねなく突き進みます。
ただし樹林帯などで膝くらいの高さ、かつ狭い幅でトレースがあったりすると結構あるきづらいです。
それでも今回歩いたルートは比較的スノーシュー向きな気がしました。


下山時に『ワンちゃん友の会』?のOFF会に遭遇。どのワンちゃんもみんなALPHAICONという会社のウェアを身にまとって楽しそうに走り回っていました。
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私の今回のウェア(*2)はこんな感じ。
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胸にぶら下がっているのは自作したインサレーション入りのカメラケース。コレが非常に使いづらくて、帰宅後に冬用サコッシュの制作に至りました。
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昨年から使いだし、何度か改良している自作のミトンを今回も使用していたのですが結果はイマイチ。
この『びんぼっちゃま』のような出で立ちは、素早くカメラの操作が出来るようにと思いやっているわけですが、いかんせん風が吹くと掌が寒い。まだまだ改良が必要です。


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今回は天気もそれほど良くなく、嫁も負傷するなど散々な感じでしたが前泊に利用した『大丸温泉旅館』は最高でした。再訪確定。
ロープウェイが動き出したら温泉予約してまた遊びにこよう。

おしまい



以下は備忘録として記しておきます。



(*1)

なすの255号(行きの電車)
東京10:20〜那須塩原11:32

りんどう号(行きのバス/加盟旅館宿泊者用の無料バス)*要予約
那須塩原駅西口11:55〜大丸温泉13:00

大丸温泉
☎0287-76-3050
*日帰り入浴11:30〜14:30


りんどう号(帰りのバス)*要予約
大丸温泉10:00〜那須塩原駅西口11:15
大丸温泉13:05〜那須塩原駅西口14:10

東野交通(帰りのバス)
大丸温泉15:08〜那須塩原16:15





(*2)

①. Rab / Mountain Cap size-XL
②. smartwool / Neck Gaiter
③. poc / Iris BUG

④. finetrack / フラッドラッシュ®スキンメッシュT size-L
⑤. smartwool / Men's Midweight Crew size-M
⑥. patagonia / Men's R2 Jacket size-M
⑦. OMM / Cypher Smock size-M

⑧. Smartwool / PhD HyFi Training Glove size-S
⑨. MYOG / Mitten

⑩. smartwool / Men's Lightweight Bottom size-S
⑪. Arc'teryx / Gamma AR Pant size-M/M
⑫. smartwool / PhD Running Light Mini
⑬. Salomon / ELBRUS WP (MEN) size-US11
⑭. OR / Men's Verglas Gaiters size-L


①〜③ 頭部
④〜⑨ 上半身
⑩〜⑭ 下半身


①.今回初導入。外側はeVENT、内側はフリースがライニングされた冬用キャップ。調子良かったので引き続き使用。
②.もっと薄くても良い気がする。
③.森林限界より上での強風のなか大活躍。持って行って良かった。

④.最高。
⑤.最高。
⑥.最高。
⑦.最高すぎる。

⑧.スマートフォン操作ができる親指と人差し指部分が雨に濡れてから反応が悪くなった。上にある温度計を持っている写真でみえるのですが、銀色の部分が茶色に変色すればするほど反応が鈍くなっていきます。
⑨.『びんぼっちゃま』スタイルは廃止しようかな。。。

⑩.よい。
⑪.最高。
⑫.よい。
⑬.最高。
⑭.昨シーズンまではショート丈のゲイターを使用していましたが、何度か雪が入ってきてしまったことがあったので膝下丈のゲイターに変更。最初っからこっちにすればよかった。


2013年1月2日水曜日

Winter Sacoche [52g]

-Materials-
Momentum 90 (Coyote Brown,Black)
Primaloft Sport (1.8 oz/sq yd)


寒さに弱い電子機器。外気温-10℃以下でもカメラやiPhoneをサッと取り出して使いたかったので、プリマロフト入りの冬山用サコッシュを作ってみました。

サイズ は33cm x 20cmと少し大きめ。行動食なんかもポイポイ放り込んでおけそう。
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ショルダーベルト(ダイニーマのガイラインですがw)はコードストッパーで長さ調節可能。


ハイキング中はこんな感じにぶら下げて使おうかと。ドラえもんで言うところの四次元ポケットの位置。
これだけ低いところにあれば視界の悪いゴーグルを装着しても中身が確認できます。
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フラップ式にしたのは雪の侵入を防ぐのと、メッシュポケットに入ったiPhoneの保温の為。

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今回、思いたって家にある素材で作ってしまったのですがブリーザブルではなくシリコンコーティングされた生地のほうが雪山では良かったかなぁ、けどこの肌ざわりは捨て難いなぁ、などいろいろ思うところはありますが今シーズンはこの仕様を試してみます。使い易いといいな。