2011年11月29日火曜日

マルトデキストリン [50g / 190kcal]

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私にとって夏期の山行で欠かせない行動食

・ウィダーinゼリー エネルギーイン [193g]

1個位なら良いんですが、数日間の縦走で3~4個持って行くにはチト重い。
3個で[579g] 、3シーズン用の寝袋と大して変わらない重量になってしまいます。

今年は行動食としてトレイルミックス("おつまみ"にもなるので主にナッツ類)やハニースティンガーを持っていくことが多かったのですが、三日目あたりで胃が疲れてきて食べる気が起きないことがありました。

そんな訳で『ウイダーinゼリー』から水分を抜いた状態で持ち運んで山で調理?できないかな〜、と思い成分を調べてみると
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原材料名の最初に『マルトデキストリン』の文字。
何じゃそりゃ?早速ネットで検索してみたところ…

おぉ!CARBOSHOTZの原料!!
しかも、自転車乗ってる方達のブログでも紹介されまくり!!

こりゃ間違いない!ということで早速アマゾンで購入。2kgで¥2079とお買い得です。
カロリーに換算すると約7600kcalっておにぎり40個分以上ですぜ。じゅるり。

ウイダーinゼリーのホームページによると、
ピクチャ 3
とのこと。なるほど"食べた感じ"ってのは確かに大事ですね。

原材料名のなかにゲル化剤(増粘多糖類)ってのがあります。
山中で使用するのに丁度良いものがないか調べてみると
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ありました!
「ポットのお湯で溶け、冷やすとソフトな寒天ゼリーになります」
これなら山でも使えそう。

早速実験開始です。
味が薄そうなのでポカリスエットも入れてみました。
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・マルトデキストリン [50g]*190kcal(おにぎり1個分位)
・介護食用ソフト寒天 [4g]
・ポカリスエット [13.5g]
・お湯 [113.5ml]
調合の割合はなんとなくです。これをたたき台にします。

混ぜ合わせ放置すること約1時間。固まりました。
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早速、食べてみることにします。
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……
んばぁ…
不味い。

寒天は多かったようで、固めに仕上がっています。
ポカリスエットも多かったようで、かなり甘いです。

調合の割合はもう少し詰めていけばよくなりそう。
しかし、山でコレを作り、行動食にするには意外と手間がかかる…

むむ〜、仕方ありません、"食べた感じ"はあきらめて『介護食用ソフト寒天』は家でゼリーを作るのにでも使うことにします。

そうなれば話は早いです。
マルトデキストリンは水に簡単に溶けるので、ポカリと一緒に混ぜるだけ。
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・マルトデキストリン [50g]*190kcal(若鶏むね肉[100g]分位)
・ポカリスエット [5g]
・水 [114ml]
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ちょうど良い甘さ。飲んだ感じは少し『とろみ』があります。
水の量は大体で大丈夫だと思いますが、あまり少ないと溶けないかもしれませんね。
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しばらくすると完全に溶けて透明に。

200mlのペットボトルを容器として使用したところ、口が小さくて粉末を入れるのがかなり困難でした。
次回からはコレを使用することに。
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これだけ口が大きければ問題なさそう。

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[55g]で『ウイダーinゼリー エネルギーイン』1個分のカロリー。
3個でも[165g]、これなら気兼ねなく持っていけます。
但し、見た目の如何わしさは否めません。

2011年11月25日金曜日

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二日目の朝。テン場から歩いて2~3分の場所にある展望台からの眺め。
雨が降ってきましたよ…。
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天気が良ければ霞沢岳をピストンしてから下山する予定でしたが、この天気では…
今日はゆっくりと朝を過ごすことに決定。
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二日目
徳本峠小屋〜明神館〜上高地バスターミナル

そうと決まれば、アニメをみながらのんびり朝食タイムです。
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食事後、トイレに用を足しに行く道すがら切り株が目に付きます。
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なんとも、見事です。

名残惜しいですが下山の準備をしなければなりません。
まだまだ、ダラダラしてたいんですけどね〜
そうもいきませんよね〜
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徳本峠小屋、いいトコでした。
霞沢岳にも登れなかったので、また来ることにします。
また来て、霞沢岳に登れなくても良しとします。

小雨の降る中、上半身に雨具装着して小走りで下山です。
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明神岳を眺めながら下れます。退屈しない道です。

途中、倒れた木の根がこちらを向いています。
汚れたヒゲじいにみえます。
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汚れてないヒゲじいです。
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道も平坦になってきたところで、傘をさして歩くことに。
シェルのフロントジップ全開で換気モードです。eVentのシェル欲しいなぁ。
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下半身は
・Arc'teryx / Gamma AR Pant
雨が終止降り続けるなかの下山、小雨とはいえないときもありましたがまったく濡れてません。すごい撥水力。
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高かったもんなぁ…

下山開始1時間程で見慣れたみちに合流。
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程なく明神館に到着。
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バスの待ち時間を程よくするために、ここで一息入れることにします。
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ここからバスターミナルまで1時間のコースタイム。
横尾からだとさすがに退屈してしまうときもありますが、これくらいなら飽きずに歩けます。

落葉した木々の間から、梓川、紅葉した木々、雲の帯を纏った明神岳がみえます。
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思わず声が漏れました。最近見たなかで一番感動した風景。
おっと、近くに親子連れがいらっしゃいます。口開けっ放しで佇むのはまずいですね。

小梨平キャンプ場を通過。
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この景色が家の無いスマーフ村にみえてしまうのはスマーフ・ビレッジの後遺症ですね…
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バスターミナル到着。
短い距離でしたが、結構な充実感。満足満足。
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バス乗車まで20分の待ち時間…

そりゃ〜、食べちゃいますよね〜
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ハッキリ言って三品は食べたいところですが、僕の中の中性脂肪がそれを許しません。
5分ほど悩んだ挙げ句、究極のカレーパンをチョイス。
またここへ来る理由を残しつつ家路につきました。

おしまい

2011年11月20日日曜日

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1時間程のお昼寝タイムを満喫後、徳本峠目指して出発です。

『岩魚留小屋』付近からトレイルに陽が当たり始めたので気持ちもハレ晴レしてユカイです。
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小屋から2時間ほど沢沿いを歩き『本谷の渡り』に到着。
ここを渡ると徳本峠小屋まで一気に標高を上げます。
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睡眠不足を昼寝で解消して最後の急登を乗り切る予定でしたが、体が重い…

私にとって『前日の十分な睡眠』は『荷物の軽さ』と同じく快適にハイキングするための必要条件に決定です。
が、荷物はともかく睡眠は毎回実現するのは難しそう。
なにせ朝5時とかに起きる生活をしていないので、いきなり早く寝るのも難しいですし。
当面の課題です。

もう一踏ん張り。ハニースティンガー投入!!
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一時間程の急登を終え徳本峠小屋に到着。
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シェルター張るのにバッチリな広さの場所を確保。
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石を使って張れるようにガイラインを長いものに変えてみました。
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・Locus Dyneema Guyline 1.5mm coler/red [1.2g /m]

視界の両脇に映る木々の間に穂高連峰。眺めも最高。
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私のシェルターの後ろで宴会の準備をしている方達がいます。
穂高が隠れないよう少しシェルターを動かしていると
「あぁー、気持ちだけで十分です!。それよりコッチ来て呑みましょう」
とお誘い頂いたので
「設営が終わったらお邪魔します!」(私)
ということに。

寝床の準備をしていると、何とも良い匂いがしてきます。
外を見ると、あぁっ!!
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分厚い牛タン焼いてる!!
「いっぱいあるから食べて〜」
っていいんですか!?うわぁ…
お話を聞くと、どうやら
・牛タン [300g]
・カルビ [500g]
を担ぎ上げてきているそう、それ以外にも食材やお酒がいっぱい見えるんですけど…

こんな素敵な宴を開催していたお二人です。
信さん(写真右)、リューさん(写真左)。
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お二人の楽しい山行を酒の肴に盛り上がっていると、リューさんがなにやらビデオ撮影を始めましたよ。
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山… 映像… 
吉野和彦さん…」(私)
ポツリと私がつぶやくと
「えぇ!!何故その名前を!!」(リューさん)
どうやらリューさんは吉野監督とお知り合いのようです!ビックリ!!
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そんなこんなでさらに宴が盛り上がり、日が暮れるまで楽しい時間を過ごしました。

つづく

2011年11月15日火曜日

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梓川沿いの道路が開通(昭和8年)する以前の上高地へのクラシック・ルート。
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ずっと気になっていたトレイルを一人のんびり歩いてきました。
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一日目
島々宿〜(島々谷林道)〜二股〜岩魚留小屋〜徳本峠小屋

この時期はムーンライト信州が運休中。新宿から23:30発の夜行バスに乗って松本駅へ。

松本駅から新島々行きの始発電車も季節運行のため走っていない…
松本駅の改札で知り合った、たぐさん夫婦とタクシーを乗り合わせて新島々へ向かいました。

新島々までは¥6000(深夜料金込)。ここでたぐさん夫婦は下車(ワリカンありがとうございました!)私はそのまま島々まで乗車で¥7000(深夜料金込)。

まだ5:00なので辺りは真っ暗。
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持参した山と高原地図には島々宿近辺は載っていません。
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ここで国土地理院の25000分の1地形図を閲覧できるiphoneアプリ『やまちず』を使用。
あぁ、なんて便利なのでしょう…
テクノロジー万歳。

『やまちず』は一年以上愛用しているのですが最近調子悪い気がします。
今度の山行ではヌルヌル動く『FieldAccess』を試してみます。

薄暗い林道を熊に怯えながらしばらく歩きましたが、やっと明るくなってきました。
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暗いってだけで、ものすごく怖いですね。
太陽はすごいです。暖かいし、安心です。

1時間30分の林道歩きもここで終わり。
左に進むと徳本峠への登山道があります。
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今日は峠直前までひたすら沢沿いの谷間を歩くルート。
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キレイな橋で反対岸に渡って…
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フカフカトレイルを歩いて…
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また反対側に渡って…
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フカフカトレイルを歩いて…
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途中怖かった場所。
ツルツルすべ〜る。
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ザレたトラバース。
ロープにつかまってたから平気でしたが、ココでおもいっきりズリ落ちました。
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上を見上げると、超快晴!!
しかし、谷間なので陽光は届かず…
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仕方ありません、上を見上げながらココで休憩することにしました。

陽の当たらない場所にある岩なので座るとヒンヤリしてます。
そんなときは
・山と道U.L.Pad15s 45×30cm [20g]
寝るときの足下用兼、座布団。
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おぉ…温か〜ぃ

休憩後、しばらく進むとルート上に陽があたり始めました!
やっぱ、太陽は良いなぁ。
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登山道に入ってから中間くらいの場所にある『岩魚留小屋』に到着。
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夜行バスでの移動で一睡もできなかったのでここでお昼寝。
私、夜行バスでちゃんと寝れた事がないんですよ…
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このお昼寝タイムは今回のイベントの一つで楽しみにしていたのです。
『岩魚留小屋』に着いたらゴロゴロするぞー!!みたいな感じで。
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ここで活躍したのは
・Sea to summit / Mosquito Head Net [22g]
なんかカメムシ臭いな〜、と思ったらサングラスの上をカメムシが歩いていました。
すかさずヘッドネットを装着。
快適に一時間程の睡眠zzz

今年はヘッドネットにとてもお世話になりました。
Sea to summitにお歳暮送った方がいいかな。

一日目の途中ですが
つづく