2011年8月31日水曜日

110716~18_谷川岳_01

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2011年の7月16日、上越線に乗って谷川岳に行きました。

土合駅に着くと大柄な方が何やら駅員さんと話しています。

「なに?、(ストックを)伸ばせないの?」(駅員)
「うん、うん。」(大柄な方)
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カメラを構えて近づくとポーズをとってくれました。気さくな方です。

胸に『みなかみ』とかいた名札をしていたので
「みなかみさん、行ってきまーす!」(私)
と別れ際に声をかけたのですが、本当の名前は『ぐんまくん』だそうです。


今回のルートは

土合駅〜土合口〜ロープウェイ〜天神平〜谷川岳〜蓬峠〜清水峠〜朝日岳〜白毛門〜土合駅

一般的に一泊二日で行われる『馬蹄形縦走』というコースですね。
ここを二泊三日で行ってやろうじゃないか!!という予定でした。
実際は
写真

土合駅〜土合口〜ロープウェイ〜天神平〜谷川岳〜蓬峠〜清水峠〜土合駅

蹄の半分を省略した『半馬蹄形縦走』を二泊三日でたっぷりとやっつけてやりました。


天神平のロープウェイを降りたところ。
よい天気です。
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ロープウェイを使えば谷川岳までの標高差は600mと少ないのですが、とにかく暑い、、、。
「食欲ない 夏の登りに ウィダーイン」
ウィダーインゼリーをチューチューしながら登ります。
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『肩の小屋』の直下に地図には無い水場がありました。
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水場もあり、眺めも良いし、開けた場所なのでここでランチタイム。
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今回の山行のランチ兼、行動食兼、夜のおつまみです。
マカダミアナッツが大好きです、もっと入れとけば良かったです。

15分程休憩し肩の小屋に向かいました。
小屋に付いたので、また休憩。

先程のランチでトレイルミックスを食べ過ぎてしまい、あきらかに残り三日間分の量がないと判断。小屋でバターサブレを購入。
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結局、三日間の食料の量は持参したものにバターサブレを追加して丁度良い感じでした。

気候や、ルートの難易度、装備の重量によっても必要なカロリー数は違ってくるでしょうが、
足りない分は現地調達みたいなサバイバルスキルを持ち合わせたワイルドな男ではないので、もう少しカロリー計算は突き詰める必要がありそうです。

オキの耳、トマの耳は登山者でいっぱいなのでスルー。
山頂から少し離れた素敵な場所で休憩されてる人達を横目に歩を進めます。
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天神平を10:00に出発して茂倉岳に14:30着。コースタイムを大幅にオーバー。
一泊目の予定は蓬峠でしたが、天気も怪しくテン場までずっと稜線なのでプラン変更。
茂倉岳避難小屋の脇を宿泊地にすることにしました。

ニッコウキスゲが咲く中、小屋まで10分の下りです。
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小屋の入り口脇に
・MSR / Hubba Hubba HP with Footprint [1882g]
を設営。
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水場は小屋のすぐ裏にあります、歩いて2分位かな。
水量はチョロチョロって感じ。
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ブヨの攻撃がすごいです、とくに朝方。
完全防備で挑まないと一瞬でカジカジ(ブヨは『刺す』のではなく『かじる』そうです)やられます。

晩ご飯
・カップヌードルRefill カレー [101g / 406kcal]
を食べた後、持参したモルガン船長をチビチビやりながら谷川岳と万太郎山の間を滝のように流れる雲を眺めていたら眠くなったので寝ました。
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つづく


2011年8月27日土曜日

山と道 Sacoche/サコッシュ [38g]

7月2日の土曜日、西麻布にあるCALM & PUNK GALLERYでの山と道展示受注会に行ってきました。

そこで注文したのがコレ<Light Blue x Navy>と
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(テーブルがきたない、、、)
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コレ<Neon Pink x Gray>
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(テーブル拭きました)
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こっちは嫁のです。

見た目がカッチョ良いので街で使っても全然問題無し。
やはり長さが調整できるってのはいいですね。
しばらく街も山もコレばっかになりそう。

で、いままで使ってたヤツら
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上から
・Integral Designs / WAIST BAG color ROYAL [44g]
・Integral Designs / WAIST BAG color ROYAL [44g]
・Outdoor Research / Dry Ditty Sacks™ + Accessory Straps [52g]

WAIST BAGはたしか元は同じ色です、、、。
ORの改造サコッシュ(ストラップ縫いつけただけですが)はDry Ditty Sacks™が防水なので夏山で重宝するのでは?と思い作製したのですが、中に鍵とか入れて使っているとコーティングが剥げてしまい期待していた効果が発揮できませんでした。

今は雨対策に
・Sea to summit / Ultra-Sil™ Dry Sacks 1 liter [17g]
を使っています。
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普段から持ち歩いているのですが、仕切りの少ないこの手のバックの中を整理するのに役立つので一石二鳥です。

そういえば、山と道 サコッシュの素晴らしい点
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底面に水抜きの穴があるのです。

ん〜、良いものを買いました。

2011年8月23日火曜日

雨の鷹ノ巣山でTEST

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2011年の5月28日〜29日。
コースは
奥多摩駅〜バス〜水根〜六ツ石山〜鷹ノ巣山〜榧ノ木山〜倉戸山〜倉戸口〜奥多摩湖〜バス〜奥多摩駅

天気は台風の影響で雨。
ピクチャ 4
雨なら雨で、いろいろ試したいことがあったので丁度良い。
おおまかに2点。

その1:パックパック内の防水テスト
その2:雨中でのシェルターの調子(居住性)

いままでに雨の中縦走した装備は
・GRANITE GEAR / Vapor Trail [1085g]
・SEA TO SUMMIT / Ultra-Sil Pack LINER 70L [95g]
台風による大雨の中、5時間以上歩いたときはさすがにパックライナー内に浸水しましたが
それ以外の時は問題ありませんでした。

今回の装備は
・Six Moon Designs / swift pack(Size Large) [523g]
・SEA TO SUMMIT / Ultra-Sil Pack LINER 50L [87g]
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バックパックの中に
・山と道U.L.Pad15s
をインサート、その後パックライナーいれて中にキルト、防寒着等を仕込む。
その他の荷物はキューベンのスタッフサックに入れてパックライナーの上に。

結果は問題無し。
雨の具合は小雨以上、大雨未満?、樹林帯を歩く時間が多かったのですが、ほとんど雨にうたれている状態。
パックパック内への浸水はありますが、U.L.Pad15sは濡れても拭けば良いだけ。

もともと心配はしていなかったのですが、自分の目で確認しないとなんか安心できません。
三泊四日縦走の初日雨で問題発生とかなるとシャレになりませんしね。
今後の精神衛生上、良い結果が得られました。安心、安心。


で、今回の山行。
奥多摩駅からバスで水根へ。
下車後、トンネル手前の沢沿いの道に入り『奥多摩むかしみち』の標識に従い進むと民家脇を通る登山口に到着。
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ここでゲイター装着していざ出発。

15分程歩くと産土神社が現れる
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通過後、ひたすら登り
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写真の斜度は緩いです、もっとキツい角度でひたすら登り。

ここが地図にある『風ノ神土』ですかね
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おそらく『トオノクボ』
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コースタイム10分オーバーの2時間50分で六ツ石山頂に到着。
ここで本日1人目のハイカーに遭遇(この日はこの後誰にも会わず)。
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赤いレインジャケットにgolite JAM。
ラジオ聞きながらハイクする素敵なおばさま。
「今日は人が少なくてよかったわ〜」とおっしゃっていました。

この後は稜線歩き。
といっても巻ける場所はすべて巻いていきます。
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鷹ノ巣山頂の手前。
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本日の幕営場所に16:30着。
雨も降っているので急いで設営。
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・Locus Gear / Khufu CTF3(Cuben) with SilFlap [379g]
・Six Moon Designs / Serenity NetTent [211g]

今回のテスト項目その2:雨中でのシェルターの調子(居住性)。

追加してもらったフラップはシェルターの外面を伝う雨水の侵入を見事に防いでくれました。
滴り落ちる水滴がジャンジャン外側に流れてシェルター内の地面に全く入ってきません。

シーム処理はしないまま使用しましたが、雨漏りもありませんでした。
しばらくシーム無しでいこうと思います。

Serenity NetTentは一人で寝るには十分な広さ。
虫対策、バスタブ確保、その上で幅270cm x 奥行き80cmの前室ができるのでKhufu CTF3との組み合わせはかなり快適。
雨のときの広い前室はとても便利。前室に椅子代わりの大きめの石を置いておけばNetTent内に戻る前に、座った状態で体が拭ける。お陰でNet内はかなりドライで快適な状態を保てます。

トレッキングポールをバラしてハンガーを作り、濡れた衣類を前室内で乾かします。
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換気に気を付けながらストーブをつければ速攻で乾きます。
ただし、結露&少々の蒸し風呂状態は覚悟。
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夜は、担ぎ上げたワイン飲みながらiPhoneに入れた動画(主にアニメ)みながらゴロゴロ。
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で、爆睡。

結果、雨中のシェルターの調子は良好でした。

朝起きると雲海。
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このあと下る榧ノ木尾根が見えます。

二日目も朝から雨なのでサッサと撤収して即下山。
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川状態。

榧ノ木山の手前で山ツツジが大量に咲いている道をしばらく歩きます。
今、思い出しながら文章をかいていますが鳥肌が立っています。また行きたいな。
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うっすら霧に包まれた雨の新緑トレイルを堪能後、倉戸山に到着。
ここまですれ違ったハイカーは一人。
倉戸山頂ではおじさま方が酒盛りしてました。
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で、ここからの斜度がかなりキツい。
晴れてればなんてことないのですが、雨だとシャレにならないぐらい怖いです。
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ここは写真をとる余裕があるくらいの場所ですが、数えきれない位危険な場所だらけです。
死にはしないけど滑落したら、、、、って感じです。

コースタイムの倍近くかけて無事下山。
倉戸口のバス停手前になにやら不思議な場所があります。
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ちょうど良いバスの時間がなかったので奥多摩湖のバス停まで歩いている途中にカモシカと遭遇。
カーブを曲がったところで鉢合わせ、お互いビックリしました。

バスに乗るにはビショビショだったので『水と緑のふれあい館』の裏で半裸になって着替え。
この日初卸のフラッドラッシュ®パワーメッシュ Tがものすごいパワーで体を締め付けているのでなかなか脱げず苦戦。

おっと、忘れないように使用感を書いておこう!!
・フラッドラッシュ®パワーメッシュ T 
肩甲骨を締め付ける感じがトレッキングポールの運びを補助してくれているような気が、、。
ラグランスリーブなのでバックパックのショルダーパッドとの干渉がなくてよい。
フラッドラッシュ®スキンメッシュに比べ冷えを感じる気がした。
自分のかいた汗が背中を滴り落ちるとき冷たいと何度も思った。

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もう一つ、この日の失敗を忘れないようにかいておこう。
レインジャケットがあればウインドジャケットはいらないだろうと持っていかなかったのですが、帰りの交通機関での移動中に必要ってことに気付きませんでした。

半袖一丁で「普通ですよ」って顔しながら、鳥肌立てて家路につく。
そんな五月の山行でした。

2011年8月19日金曜日

SUUNTO / CORE [64g]

腕時計をするのが苦手でした。
腕時計をしたままスケートボードですっころんで、道路に手をつくとひどい事になりそうで嫌でした。
皮のバンドの腕時計をしていて、皮のバンドにカビ(滝のような汗による)がはえた事もありました。
大晦日にカウントダウンをしようと左手首に目をやるとTIMEXのアイアンマンが無くなっていた(過剰なアルコール摂取による)事もありました。

でも、今は毎日コイツが左腕にいます。

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SUUNTO CORE Light Black with Light Black Strap [64g]

....。
イカす。
高度計、気圧/温度計、コンパス、水深計、日の出・日の入り表示、ウェザーアラーム....。

こんな事言われてトキメか無いのは漢じゃありません!!!
少年ジャンプは子供だけのものじゃありません!!!

当然、ハイキング行くときもしていきます。
夏は手首につけたままで問題ないのですが、冬山はハードシェルを身にまとう都合上なんとも都合が悪い感じになります。

インナーグローブして、シェルのサムループに指通して、おまけにオーバーミトンしてとかなると、もう腕時計にたどり着くまでに四年位かかりそうです。

そんな訳で真冬はこんな感じになります。

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使用温度範囲:-20℃〜+60℃(Suunto Japan HPより)

上の写真は今年の冬に北八ヶ岳に行ったときのものなのですが、生まれてこのかた-20℃の場所を4〜5時間ウロウロしたことはありませんでした。

で、このときの外気温も当然SUUNTO COREの温度計機能を使ってチェックしていました。

-10℃「さ、さ、、、寒い、、、。」
-15℃「は、は、、、鼻毛が凍る、、、。」
-20℃「ヤ、ヤ、、、ヤバいかも、、、。」
-25℃「ん、ん、、、んんんっ!!??」

なにやらSUUNTOの様子がおかしい!?
液晶の文字がスゥーっと消えていくではありませんか!!

暖めれば直るのかな!?
家に帰ったら直ってるかな!!??

かわいいSUUNTOを気にしながら家路についたのですが結局液晶に再び文字が浮かび上がる事はありませんでした。


-25℃越えるとSUUNTO COREは壊れる。


で、すぐにメーカーに問い合わせて修理にだしました。
「なんか、雪山で使ってたら動かなくなっちゃいました。」(私)
「保証書と一緒に郵送して下さい。」(スントの人)

待つこと数日、、、
なんと新品が送られてきたではありませんか!?
こんなサービス任天堂以来です!!!
感激です!!

もう二度と壊さないぞ。
そう心に誓った私は冬山ではこうすることにしました。

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いっしょにホッカイロでも入れとけば何の問題もないし、心臓も暖まって体中に暖かい血液が回っていろいろお得なのでは!?
と妄想する夏の日でした。

*文中の『!?』は「特攻の拓」より引用

2011年8月17日水曜日

秩父のお山

一年を通してお山にハイキングに出かけている訳ですが、だんだん自分の好きな季節が分かってきました。
もちろん季節ごとの良さはありますし、それを堪能してもいます。
しかし、私にとって「ぁあああ あぉぁあああ あぉ、んもぉ゛お゛お゛ぉぉ、たまらにゃいぃのぉおお。」となる光景にあふれている季節があります。
それは、新緑の季節です。
とにかく堪らない気分になるのです。

2011年の5月21日。
天気も良く、お腹もポチャポチャしてきたので滝のような汗をかきに秩父のお山に向かいました。
今日のルートは
横瀬駅〜丸山〜大野峠〜旧正丸峠〜正丸駅

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丸山に向かう途中イノシシ牧場があります。
向かい側に見えるのは二子山、眺めが良いのでいつもここで休憩です。

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武甲山も良く見えます。
しかし、いつまで削るんだろ、、、、。

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ここから、15分程歩くと「木ノ子茶屋」という茶屋があります。
二人以上で来るときは確実に茶屋に入ってビール、鮎塩焼き、焼き肉のコース。
今日は一人なのでスルー。(写真は違う日のものです。)

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しばらく車道を歩き、再び登山道に入ると山道とは思えない幅の道が現れる。(山と高原地図には防火帯の気持ちのよい尾根ってかいてあります。)

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ぶっとい道が終わるとこんな感じ。
この感じも「たまらにゃいぃにゃぁあああ あぉ」となります。

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丸山の山頂に到着、スゲー立派な展望台があります。
冬にナイトハイクしてここに泊まるのも良さそう。

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大野峠から旧正丸峠間はいままで歩いた事がなかったので、かなり楽しみにしていました。
で、どんな道だったかというと、車道と登山道を行ったり来たりする変わったルートでした。

大野峠から旧正丸峠間を車道がずっとトラバース?していて、ピーク近くになると登山道が現れるの繰り返し。

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実際こんなとこばっかじゃありません。小さいピークがいくつもあるので登っては降りての繰り返しです。
汗がバシャバシャでて「ぎも゛ぢいぃ゛いぃ゛ぃ」という事にしないとただの苦行です。

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途中、変な木が並んでました。

上半身
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下半身
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今回歩いたルート、サディスティックでしたが気に入りました。

新緑の季節の低山、天気も良い。
そんな日はひと言で「緑色」と言えない「みどりのぉおおいぃろ」に出会えます。

かき氷もメロン味、味というより色が堪らないのです。
どうやら私は緑が好きらしい。

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